ようこそ、オリエンタル・イマジュクへ(本場インド料理 サプナ)

店名Indian Restaurant SAPUNA
マスターガイレ ナンダ ラル
住所〒819-0167 福岡市西区今宿2-5-4 エムスクエアビル1F【今宿店】
営業時間【ランチタイム】11:00~15:30(O.S.15:00)
【ディナータイム】17:00~22:30(O.S.22:00)
【土・日・祝日】11:00~22:30(O.S.22:00)
HPhttp://www.sapuna.jp/
TEL092-806-6024

“近所の美味しい店”を目指す、本格インドカレー屋さん

ー今宿駅から徒歩10分。国道202号線沿いにある「サプナ」は、ネパール出身のガイレさんが切り盛りするインド料理専門店です。地元のみなさんに愛され続けて15年、その魅力に迫ります。

「サプナ」は27種類のインドカレー、9種類のナン、それからタンドール釜を使った炭火焼き料理のタンドリーチキン、シークカバブ、チキンティッカなど9種類の肉料理が自慢のお店です。うちの店のこだわりは、いろんなスパイスの組み合わせでできたうま味ですね。1つ注文したらカレーにナン、3種類の肉料理など、お店の人気メニューが全部味わえる「サービスセット(¥ 1,780) 」をおすすめしています。

カレーもナンも肉料理も楽しめる、お得な「サービスセット」。

ー本場のインドカレーと日本のインドカレーとの違いはありますか?

いえ、違いは特にないですね。日本で手に入るタマネギやトマトなど、素材の味がインドのものより少し甘くて、その分辛さがマイルドになっているっていう感じです。少ししか違わないと思います。例えば、インドの高級レストランに食べに行ってみると、日本で食べられるものとほとんど変わらないものが出てくると思います。だから「サプナ」の味も、特別に日本人向けにしているというわけではないんですよね。

さまざまな香辛料をかけ合わせて作られる、ガイレさんオリジナルレシピが人気の秘訣です。

ーお店をやっていくうえで、ガイレさんが大事にしていることを教えてください。

わたしにとっては、ここの地域のお客様が大事ですよね。お家の近所で、おいしいものを食べてもらいたいなと思っています。お客様がいらっしゃったら、いいサービスといい料理を提供して、そしてお腹いっぱいになって心も満足して帰ってもらう。そういう基本的なことを大事にしています。

ーその思い、確実に届いていますね。わたしたち編集部の中にも「サプナ会」と称してファンがたくさんいますよ

ありがとうございます。あと最近では、ナンよりライス派のお客様のために750円で10種類からカレーを選べる“カレーライスフェア”をやっています。普通は900円のバターチキンマサラカレー(※メニュー表:チキンバターマサラカレー)が、今はライスとのセットで750円で食べられます。これが、いま一番人気の商品です。ライスでも、全然どこよりもおいしく感じると思います。

ライス派の方にも、一度は食べてみてほしい手焼きのナン。焼き立てアツアツが最高です。

自分の店を持つという夢(=サプナ)を叶えた

ーでは、ここからは少しガイレさんご自身のことをうかがいますね。ご出身はどちらですか?

わたしはネパール出身で、首都・カトマンズの近くにあるチトワンで生まれました。11歳ぐらいの時からインドの学校に通って、それから10年ほどインドで働いた後、日本に来ました。初めて日本に来てから、もう29年ほどですね。その間に広島、名古屋、栃木、群馬、長崎などを転々としました。

生き生きと働くスタッフのみなさん。実は、全員インドではなくネパール出身なのだそう。

ーどうして日本に来ようと思ったんですか?

インドの小学校でも、6〜7年生の時に原爆の歴史を勉強するんですよね。それがきっかけで、一度でいいから長崎と広島を自分の目で見てみたかったんです。実際に来てみたら、もうすでにキレイな街並みになっていて安心しました。

その当時の夢として、日本で働いて少しお金をためてインドで自分のお店を開こうと思っていたんですけど、10年住んだらもう日本から離れられなくなってしまいました。それで2008年に、今宿にお店を出したんです。今宿は電車もあって、ショッピングモールもあるので便利ですよね。とにかく住みやすい。近くに海と山があるのも良いですし…ネパールには海がないから憧れもあるのかもしれませんが…今宿の海の景色はすごくいいですね。あと、周りのみなさんがすごく優しいです。

カレー27種類、ナン10種類のほかにラッシーなどのサイドメニューも豊富です。

ー「優しい」といえば、ネパールの国民性にもそんなイメージがありますね。

それはよく言われますね。ネパールも2000年あたりから10年間くらいは内戦があって、ゲリラ戦とかでいろいろ大変だったんですけど…今はもう昔のような平和なネパールに戻っています。全然平和です。日本と同じくらいって言ってもいいのかな。

奥様と。この日は取材のために、ネパールの伝統的な衣装で迎えてくれました。

ーところで「サプナ」ではネパール料理を出したりはしないのですか?

うーん、わたしは10年間インドで調理を仕事にしていて、日本に来てからも15〜6年インド料理一筋できました。いろんな分野に手を出すより、自分のインド料理をしっかり作って出そうかなと思うんですけど…ご要望があれば全然いいですよ。予約してもらえればモモ(ネパールの餃子のような料理)とかなら、お出しできますので。

店内は木目調のシックな雰囲気。飾られている置物も味わい深いです。

ーなんと気前のいい!ガイレさん、ありがとうございます。「サプナ会」のみんなも喜ぶと思うので、お伝えしておきますね。

はい、ぜひよろしくお願いします!またいらっしゃってください。